カービュー カービュー マーケットウォッチ(2012年1月度)

2012 年1月23 日
株式会社カービュー
カービュー マーケットウォッチ(2012年1月)
自動車総合サイト「carview.co.jp」を運営する株式会社カービュー(本社:東京都中央区、代表取締役:松本 基)は、社団法人 日本自動車販売協会連合会が公表する「月間登録台数ランキング」をもとに、日本国内における自動車マーケットの動きを独自分析する。
単月で3カ月連続プラスも、年間では2年ぶりの前年割れ
11年1~12月順位 | 10年1~12月順位 | 動向 | モデル名 | メーカー名 | 台数
1 (1) → プリウストヨタ252,528
2 (2) → フィットホンダ207,882
3 (3) → ヴィッツトヨタ128,725
4 (8) ↑ セレナ日産84,359
5 (4) ↓ カローラトヨタ70,758
6 (5) ↓ フリードホンダ67,736
7 (11) ↑ デミオマツダ61,736
8 (19) ↑ ラクティストヨタ59,207
9 (6) ↓ パッソトヨタ53,974
10 (17) ↑ マーチ日産50,274
11 (7) ↓ ステップワゴンホンダ48,797
12 (9) ↓ ヴォクシートヨタ48,652
13 (10) ↓ ノート日産46,475
14 (14) → ノアトヨタ38,855
15 (-) ↑ ソリオスズキ36,902
16 (13) ↓ ウィッシュトヨタ36,766
17 (15) ↓ キューブ日産35,734
18 (-) ↑ ジューク日産34,224
19 (16) ↓ エスティマトヨタ32,901
20 (20) → スイフトスズキ31,339
※ 社団法人 日本自動車販売協会連合会調べ
※ 輸入車および軽自動車を除く
カービュー編集部の独自分析
■単月で3カ月連続プラスも、年間では2年ぶりの前年割れ
今年は新エコカー補助金で勢いを取り戻せるか?
今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した12 月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽乗用車を含め、国内で販売された乗用車総数は28 万9822 台で、前年同月比120.9%(貨物車、バスを含む新車総販売台数は34 万9206 台/前年同月比121.3%)と3カ月連続で前年を上回った。ただ2011 年の年間全乗用車合計は352 万4788 台、前年比83.7%(貨物車、バスを含む新車総販売台数は421 万220 台/前年同月比84.9%)と2年ぶりの前年割れとなった。10 月から3カ月連続で前年同月比が2ケタアップとなったものの、東日本大震災、タイ大洪水の影響により、各メーカーが新車の供給不足で落ち込んだ分までは取り戻せなかった。新車の総販売台数としてはピークを記録した1990 年に比べ半減し、77 年以来の低水準と厳しい状況だが、今年は新しいエコカー補助金の導入が決定的なだけに、11 年実績をどの程度上回れるかがポイントになるはずだ。
輸入車を除く国産乗用車は26 万6486 台(日産マーチ輸入分、軽乗用車含む)で、前年同月比は120.5%。年間合計では331 万4300 台、前年比82.3%で、5ナンバー小型車121 万2660台/同82.5%、軽乗用車113 万8752 台/同88.6%に比べ、3ナンバー普通車が96 万2888台で、前年比75.8%と落ち込んだ。メーカーブランド合計では、12 月単月ではすべて前年を上回ったが、年間合計ではレクサスを除き、前年比がマイナスとなる。
全乗用車の年間ランキングでは、「トヨタ プリウス(α含む)」が25 万2528 台、前年比80.0%で3年連続トップ。2位は昨年4位から2ランクアップの「ホンダ フィット(シャトル含む)」で、20 万7882 台(前年比112.1%)、3位は昨年2位だった「スズキ ワゴンR」で、16 万439 台(同82.2%)、以下、4位「ダイハツ ムーヴ(コンテ含む)」14 万5201 台(同110.1%)、5位「ダイハツ タント」12 万9118 台(同67.5%)、6位「トヨタ ヴィッツ」12 万8725 台(同105.3%)、7位「ダイハツ ミラ(ココア、イース含む)」12 万14 台(同122.9%)、8位「日産 セレナ」8万4359 台(同112.4%)、9位「トヨタ カローラ(アクシオ、フィールダー、ルミオンの合計)」7万758 台(同63.6%)、10 位「ホンダ フリード(スパイク含む)」6万7736 台(同71.2%)で、ベスト10 が確定した。
また輸入乗用車は、12 月単月では海外メーカー製のみで2万2773 台、前年同月比126.8%と5カ月連続プラスとなり、年間でも20 万3800 台、前年比113.1%と2年連続で前年を上回った。海外メーカーブランド別乗用車ランキングは、12 月単月ではBMW が5183 台(ミニを除く)で1年ぶりにトップを奪取。年間ランキングではVW(フォルクスワーゲン)が5万631台で12 年連続輸入車ブランドNo.1 を獲得。車名別年間ランキングでも「VW ゴルフ」シリーズが2万6125 台で15 年連続トップと、圧倒的な強さを見せつけた。
■各ブランドの「ココも気になる!」
●トヨタ/レクサス:ニューモデル攻勢で復調を狙う
昨年9月からダイハツのOEM(相手先ブランド生産)による軽自動車販売をスタートさせ、軽から高級車ブランドのレクサスまで、まさにフルラインの販売体制となったトヨタ。レクサスブランドでは昨年1月に投入した「CT200h」が年間2万704 台と、月間販売目標1500 台を大きく上回り、レクサス全体で4万2365 台/前年比127.0%と好調だった。ただトヨタ単体では、軽を加えても103 万5511 台、前年比73.2%にとどまり、3年連続トップの「プリウス」にしても、「プリウスα」を除くと前年比60.0%台と低迷。やはり震災や洪水で部品供給が滞り、生産ペースが落ち込んだことが響いたようだ。それでも昨年12 月発売の「アクア」は今年1年で18 万台の販売を計画するなど強気の姿勢で、さらにハチロクや「ポルテ」/「ラウム」後継車の投入、「カローラ」や「オーリス」のフルモデルチェンジを予定。トヨタの底力に期待したい。
●日産:素早い復興で国内No.2 の座を奪還
昨年はモデルチェンジの端境期で、「ラフェスタハイウェイスター」くらいしか目立ったニューモデルはなかったが、震災などの被害から素早く立ち直り、着実に生産レベルをキープ。軽を含め、51 万4484 台、前年比90.9%で、2年連続でホンダに奪われていた乗用車メーカー国内No.2 の座に返り咲いた。特に「セレナ」は前年を上回る売れ行きで、ミニバン部門トップ、「ジューク」も3万4224 台、前年比150.1%で、SUV 部門トップの座についた。今年は「ティーダ」や「ノート」など、売れ筋のコンパクト系のモデルチェンジ時期。勢いに弾みがつくことは間違いない。
●ホンダ:軽で国内市場の建て直しを図る
東日本大震災とタイの大洪水の被害で生産拠点にダメージを受け、深刻な新車の供給不足に陥り、国内ばかりでなく、アメリカや中国といった海外市場でも苦戦を強いられた。それでも国内では「フィットシャトル」を当初より3カ月遅れの6月に発売してからは回復傾向となり、軽を含めた乗用車全体で47 万5747 台、前年比79.4%まで挽回した。その中心が「フィットハイブリッド」などのハイブリッド車(HV)で、すでに国内全体でもHV 比率は10.0%を超えているが、ホンダでは販売台数の30.0%強まで拡大している。今年はさらに軽にも注力し、「Nボックス」に続く、N シリーズを強化する方針だ。
●マツダ/スバル/三菱:意欲的なニューモデルに注目
「デミオ」、「アクセラ」に採用したスカイアクティブテクノロジーで、エコカー戦線に参戦したマツダは、軽を含め、16 万5485 台、前年比84.6%。なかでもデミオは6万1736 台、前年比93.6%とマツダの牽引モデルとなった。今年は初のフルスカイアクティブ仕様となるクロスーバーSUV、「CX-5」を投入する。11 月に「インプレッサ」をモデルチェンジしたスバルは、インプレッサが発売後約1カ月で月間販売目標2200 台の3倍強の受注を集めたのが明るい話題。昨年は年間で軽を含め、10 万7522 台、前年比87.6%だったが、今年はさらなる上乗せが期待できそうだ。「スズキ ソリオ」のOEM、「デリカD:2」が好調で、5ナンバー小型車は前年を上回った三菱だが、軽を含めた乗用車全体では10 万9097 台、前年比82.7%。東京モーターショーにも出展された「ミラージュ」を投入予定で、低燃費・低価格が話題になるかもしれない。
●ダイハツ/スズキ:ダイハツが5 年連続の軽No.1 を達成
「ミライース」が9月の発売以来、12 月末までに5万2726 台と大ヒット中のダイハツは、貨物車を含めた軽全体で54 万5178 台、前年比は90.5%ながら、5年連続の軽No.1 となった。軽の車名別で「ワゴンR」が8年連続トップとなったスズキは、軽ではダイハツに及ばなかったものの、昨年1月発売の「ソリオ」が3万6902 台と、年間販売目標1万2000 台の3倍強と大ヒット。軽を含めた乗用車全体で、43 万4401 台、前年比89.6%とダイハツを上回った(ダイハツの乗用車全体は42 万9669 台/前年比90.0%)。今年も「ミライース」、「アルトエコ」に採用した低燃費技術を既販車種に展開するなど、ガチンコ勝負は続きそうだ。
●輸入車:大物の日本導入で昨年の勢いをキープ
昨年は日本メーカー製を含めれば、軽を除く全乗用車中の輸入車シェアが初めて1割超となり、海外メーカー製のみでも4年ぶりの20 万台と好調。トップのVW が4年ぶりに5万台を突破し、15 位のアルファロメオまで主要ブランドはすべて前年を上回る売れ行きだった。今年は1月発表の「アルファロメオ ジュリエッタ」を皮切りに、「アウディ A4」のマイナーチェンジ、「BMW 3シリーズ」のニューモデル、「シトロエン DS5」、「プジョー208」など、注目モデルが続々投入される見込み。さらにヨーロッパでは「アウディ A3」や「VW ゴルフ」のニューモデルもお目見えするはずで、輸入車ファンには要注目の1年になるはずだ。
上記プレスリリースに関するお問い合わせ先
株式会社カービュー 広報・法務室(pr@carview.co.jp)
tel : 03-5859-6158 fax : 03-5859-6180

※この記事の削除依頼をする※


カービュー カービュー マーケットウォッチ(2012年1月度) | 京都府プレス携帯版はこちら

QRコード

京都府プレスモバイル。左のQRコードを携帯で読み込んで下さい。


おすすめ


おすすめ